最新情報

 
お知らせ
2018年3月2日

大阪にて導体健康セミナーを開催します!

導体についてより深く学ぶことができる体験型のセミナーとなっております。

お席に限りがございますので参加希望の方はお早目に、申し込みください。



日時:3/23(金) 

場所:大阪府大阪市中央区南久宝寺町4-3-2 Iビル4F

時間:19時〜21時

定員:20名

参加費:5000円

申し込み期日:3月15日(木)



日時:3/24(土)

場所:大阪天満橋OMMビル15階

サイバードリームセミナールーム

時間:13時〜15時

定員:20名

参加費:5000円

申し込み期日:3月15日(木)





お申し込み、お問い合わせは下記までお願いいたします。



TEL 0859-46-0777

E-mail:info@doutai.or.jp


コラム
2018年2月26日

導体施術の機序⑧

人間のあらゆる動作には、重心が深く関与しています。それは当然のことで、地球上に存在しているあらゆる物体には重力が働いていて、その結果あらゆる物体には重心が存在する。力学のいろはのい。

スポーツのパフォーマンスでも、一瞬の重心コントロールの成否が、結果を大きく分けます。先ごろ行われた平昌での冬季オリンピックでは、随所に重心の大きな影響力を見ることができました。フィギュアスケートのジャンプの成功・不成功は、正しく踏切時の重心コントロールにかかっています。その他のスポーツでも、例えばサッカーやバスケットのフェイントやフェイクでは、相手の重心をどう狂わすか、同じく柔道などの投げ技も、ですね。野球やゴルフの打球を決めるのも、どう自分とバットやクラブの重心を移動させていって、ボールに作用させるかです。

スポーツだけに止まらず、日常の歩行においても、転倒予防のためにも、重心が適切にコントロールされることが不可欠ですね。

そして、重心をコントロールするためには、重心感知能力が必要です。つまり、重心が今どこにあるかを感知する能力。刻一刻重心は変化し続けます。この変化する重心を、リアルタイムで検出しているセンサーがあります。

ひとつは、脳の前庭。ここでは身体の傾きを感知します。次に、三半規管。ここでは加速度を感知します。次いで、足底の圧受容器。文字通り足の裏にかかる圧力を感知します。そして、全身の骨格筋中にある筋紡錘。筋力の出力を感知します。これらの受容器が感知した情報が脳に時々刻々送られて、それを脳が処理して、重心をコントロールすべく、姿勢や筋出力を調節しています。

既に行った測定で、導体の施術によって、重心動揺に改善が見られることを示すデータが得られています。これはどうしてでしょうか?

重心コントロールのためには、何といっても、時々刻々先に示した受容器からの情報が脳に送られることが必要です。言い換えれば、それぞれの受容器の感度が高いことが重要です。

例えば、足底の圧受容器の感度は、もし足底の筋や筋膜や皮膚が硬くなってるとどうでしょうか?感度は鈍りますね。

同様に、筋紡錘は?筋紡錘は筋繊維の中に埋め込まれています。筋繊維の中に埋め込まれている、微小なバネ秤と思ってください。もし筋が硬くなっていると、バネ秤の感度は落ちますね。筋紡錘の感度を上げるためには、筋の硬直を取り除く、つまり筋を弛緩させることが必要なのです。導体施術によって筋が弛緩し、筋紡錘の感度が上がった結果、重心感知能力が上がり、重心の動揺に改善が見られる、これが裏付けとなる仕組みと考えられます。さらに、導体施術では振動・波動を用いますが、これも重心感知を高める作用があると思います。



(一社)日本導体協会顧問

吉備国際大学社会科学部スポーツ社会学科教授

竹内 研


コラム
2018年1月30日

導体施術の機序⑦

人間の筋には、骨格筋,平滑筋,心筋があります。骨格筋はその名の通り骨格に付着していて、骨格を支えかつ動かします。つまり身体を動かすのが骨格筋。平滑筋は内臓を構成している筋肉。いわゆる焼肉などのホルモンと呼ばれるものです。心筋は心臓の筋肉。心臓は一生涯休むことなく動き続けています。それだけに、特殊な構造と機能を備えています。

導体が直接働きかけるのは、もちろん骨格筋。骨格筋は当然ながら、脳と神経で繋がれています。体性神経と呼ばれる神経で、脳から出て、脊髄を取って、精髄の前根から出て、それぞれの筋肉にいきます。正確には筋繊維に。神経というのは、脳から筋に命令を伝える繊維(遠心性)と、筋からの情報を脳に伝える繊維(求心性)があります。先ほどの脊髄前根から出ている繊維は遠心性。そして脊髄後根に入ってきて脳に情報を伝えるのが求心性。すなわち、筋がどれくらい収縮しているか、その情報は求心性神経によって、脳に送られています。その情報を判断して、脳はどれくらい強く収縮するかという命令が、前根から出ている遠心性神経を通って筋に伝えられ、筋が収縮する、つまり骨格を動かす=身体が動く、というプロセスになっています。

ここで重要なのは、今どれくらい強く筋が収縮しているかという情報は、四六時中脳に送られていることです。常に緊張つまり収縮している筋の情報は、もちろんのこと脳に送られています。ということは、常に収縮している、言い換えると硬くなってる筋、凝っている筋からはその情報が送られている。それが常態であるが故に、脳はそれを正常であると認識してしまうということになります。いわゆる、自分の肩や首が凝っているのに、それに気づいていない人の場合などですね。こういう人が実に多いのは間違いない。硬くなっている、凝っているという実感がないので、何とかしようとはしない。そうした人達には、弛緩した状態を体感してもらうのが手っ取り早い。

そこで、導体施術。すると筋は一時的にせよ弛緩します。そして、その収縮のレベルが下がった情報が、脳に送られます。

脳は常に筋の収縮レベルを、あるところに保とうと、収縮するように命令を出しています。ということは、求心性神経の入力に応じて、遠心性神経による収縮の命令が筋繊維に送られている。なので、脳から出される収縮の命令のレベルを下げるには、入力の情報を調節することが必要。つまり、筋から送られる強い収縮の情報を変化させることが大切であるとわかります。硬くなった筋は、その情報を脳に送りますから、そのままでは相変わらず強く収縮する命令が出されます。

筋を柔らかくするために有効なのは、先ずは硬くなった筋を施術によって弛緩させる。その結果、脳から出される収縮の命令のレベルを下げる。

筋の緊張を解きほぐすということは、このように脳―神経系が関わることなのですね。



(一社)日本導体協会顧問

吉備国際大学社会科学部スポーツ社会学科教授

竹内 研